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首都圏既存マンションの成約件数が8ヵ月連続増加しました

  • 合同会社ヴァンノライフ
  • 7月12日
  • 読了時間: 2分

 (公財)東日本不動産流通機構は10日、2025年6月の首都圏不動産流通市場動向を公表しました。


 首都圏中古(既存)マンション成約件数は4,299件(前年同月比31.9%増)。前年同月比で8ヵ月連続の増加となりました。

都県別では東京都が2,360件(同29.8%増)、埼玉県が509件(同47.1%増)、千葉県が427件(同12.1%増)、神奈川県が1,003件(同40.5%増)。すべての地域で2桁と大幅増となりました。


 1平方メートル当たりの平均成約単価は83万3,400円(同6.9%上昇)と62ヵ月連続で上昇、1戸当たりの平均成約価格は5,209万円(同5.1%上昇)と、8ヵ月連続で上昇しました。

平均専有面積は62.50平方メートル(同1.7%縮小)、平均築年数は26.96年となり、前年同月より2.6年増加しました。


 新規登録件数は1万6,001件(同1.0%増)で、2ヵ月連続で増加、在庫件数は4万4,428件(同0.7%減)となり、14ヵ月連続で減少しました。


 一方、既存戸建ての成約件数は1,943件(同49.2%増)と、前年同月比で8ヵ月連続の増加しました。

都県別では東京都が609件(同33.6%増)、埼玉県が446件(同73.5%増)、千葉県が386件(同40.4%増)、神奈川県が502件(同59.9%増)と、全ての地域で大幅な増加を記録しました。そして成約価格は3,937万円(同1.9%下落)と2ヵ月ぶりに下落しました。


 ここからは私見になります。


 既存マンション、既存戸建て共、成約件数が大幅に伸びているということは、新築物件の高騰が止まらず、結果的に中古を選ぶ方が多いということかと思います。

この状況に追加して、今後の物価上昇を想定した場合、早めにお金を物に変えて資産として保有した方が良いというお考えの方が増えてきたことも要因かもしれません。特にインフレ率が上昇傾向にある現状では、正しい選択のように思います。


 一方で住宅ローンの金利が上昇傾向にありますが、賃貸物件の賃料も上昇傾向(一般的に賃料は、物件価格の傾向から2年程度遅れて反映されるという見方があるそうです)にあり、ご自宅を購入する方向に舵を切る方が多くなっている可能性もあります。


 ご自宅を購入するか、賃貸のままとするのか、悩まれている方も多いと思います。

ご自身の人生設計・人生スタイルから、そして市況、経済状況などを見極めて、進めていただけたらと思います。

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