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首都圏既存マンション価格の7か月連続上昇について

  • 合同会社ヴァンノライフ
  • 3月26日
  • 読了時間: 2分

更新日:5月31日

株式会社東京カンテイは24日、2025年2月の三大都市圏中古(既存)マンション70平方メートル換算価格の推移を発表しました。


 首都圏は5,218万円(前月比0.7%上昇)。全域で強含みとなったことで、7ヵ月連続で上昇しました。


都県別では

 東京都が7,811万円(同1.3%上昇)で10ヵ月連続の上昇

 神奈川県は3,795万円(同0.1%上昇)

 千葉県は2,734万円(同0.9%上昇)

といずれも上昇しました。

そして埼玉県も2,933万円(同0.3%上昇)と2ヵ月ぶりに上昇しました。


 近畿圏は大阪エリアの強含みと事例シェア拡大によって、2,969万円(同0.6%上昇)と2ヵ月ぶりに上昇し直近の最高値も更新しました。

大阪府は3,341万円(同1.1%上昇)と3ヵ月連続で上昇。

一方で兵庫県は2,433万円(同0.9%下落)と前月に引き続き下落し、下落率自体も拡大しました。


 中部圏は2,295万円(同0.8%上昇)、愛知県は2,427万円(同1.0%上昇)と、共に3ヵ月連続で上昇となり、上昇率自体も拡大しました。


 主要エリアの動向を見ると、首都圏では東京23区が9,135万円(同1.3%上昇)と10ヵ月連続で上昇、都心6区は1億5,107万円(同2.3%上昇)と、25ヵ月連続で上昇しました。

城南・城西6区は8,043万円(同1.9%上昇)、城北・城東11区は6,094万円(同0.6%下落)となりました。

特に城北・城東エリアでは24年4月以来のマイナスを示すなど、都心部に隣接していない行政区の上昇度合いは引き続き弱さが見られました。


 近畿圏は大阪市が4,618万円(同2.7%上昇)と3ヵ月連続で上昇。大阪市中心6区は7,147万円(同3.0%上昇)となりました。


 名古屋市も2,859万円(同1.2%上昇)、名古屋市中心3区は3,869万円(同3.3%上昇)と上昇しました。



 ここからは私見です。


 物価高、人件費の高騰で、新築マンションの分譲価格が一般の方の手に届きにくくなっていることを受けて、中古マンションの需要が増えて市場も価格が上昇傾向になりました。

さらに住宅ローンの金利上昇などもあり、更なる金利上昇の前に中古マンションの購入しようという動きもあるかもしれません。


 ただ、中古マンションのご購入は、中古マンションならではの良く考えておくべき点があることことも事実です。

先のことは分かりませんが、とは言え多くの人にとって人生で最大となる買い物です。

できる限り情報の集めて、納得してご購入できる物件を見つけることが必要になります。

この辺りは、信頼できる不動産会社の担当者にしっかり相談することをおすすめします。

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