住宅ローン金利についての投稿も久しぶりになります。
お客様から投稿の要望をいただいておりながら、掲載に時間がかかってしまいました。申し訳ございません。
一般財団法人住宅金融普及協会の調べによりますと、4月の住宅ローン金利動向は以下になります。3月の日銀政策会合で短期のマイナス金利が解除され、今後変動金利も若干ですが上昇の可能性が出てまいりました。
一方、日銀植田総裁は、マイナス金利を解除しても金融緩和策の継続を発表していることから、直近では大きな変動はないとも予想できます。
これから住宅ローンを利用してご自宅のご購入を検討されているお客様につきましては、金利動向を注視いただきご判断いただければと思います。
●大手4行の住宅ローンの標準金利は前月比で以下の傾向が見られました。
変動:変動なし
3年固定:三井住友を除き、0.01%~0.05%の上昇
(ただし優遇金利を差し引いた実質金利は4行とも変動なし。)
5年固定:三菱UFJは0.02%の下落。三井住友は変更なし。みずほは0.05%の上昇。
りそなな0.01%の上昇。
(ただしみずほ、りそなは優遇金利を差し引いた実質金利は変動なし。
三菱UFJ、三井住友は優遇金利の表示なし。)
10年固定:三井住友を除き、変動なし。三井住友は0.1%の下落
(ただし三井住友は、優遇金利の表示なし。その他は優遇金利も変動なし。)
以上から4月については、標準金利から優遇金利を差し引いた実質金利は、ほとんど変化がなさそうです。
●大手2行(みずほ、三井住友)のインターネット型住宅ローンの下限金利は、前月比で以下の傾向がみられました。
変動:変動なし
3年固定:みずほは0.05%程度の上昇。三井住友は変動なし。
5年固定:みずほは0.05%程度の上昇。三井住友は変動なし。
10年固定:みずほは変動なし。
三井住友は金利タイプにより0.1%の下落、および0.25%の上昇。
※三菱UFJ、りそなについては情報なし。
●主要ネット銀行(PayPay銀行、ソニー銀行、住信SBIネット銀行、auじぶん銀行、SBI新生銀行)の住宅ローンの下限金利は、銀行によってばらつきがありますが、おおよそ以下の傾向がみられました。
変動:PayPay銀行は0.065%の上昇。その他は変動なし。
(最低金利は住信SBIネット銀行の0.298%)
3年固定:0.47%の上昇から0.02%の下落まで様々
(最低金利はSBI新生銀行の0.800%)
5年固定:0.35%の上昇から0.04%の下落まで様々
(最低金利はSBI新生銀行の0.850%)
10年固定:0.13%の上昇から0.06%の下落まで様々
(最低金利はPayPay銀行の1.085%)
●フラット35の金利については、以下となっています。
〇買取型
返済期間21年以上 0.05%の下落
返済期間20年以下 0.04%の上昇
〇保障型
融資率により異なりますが、おおよそ0.01%~0.05%の下落
住宅のご購入を検討されているお客様につきましては、今後の金利の動向をしっかりウォッチした上で、金利タイプを選択してゆく必要がありそうです。
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