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2025年3月の住宅ローン金利の傾向について

合同会社ヴァンノライフ

一般財団法人住宅金融普及協会の調べによりますと、2025年3月の住宅ローン金利動向は以下になります。


 主要銀行の概況としては、固定3年、5年、10年の基準金利は、各行によってまちまちではありますが、0.150%~0.210%の上昇となっています。しかし優遇金利も金利に合わせて変更になっているため、実質金利は前月比で概ね大きな変動はない状況です。変動金利については、前月比で変動がない状況です。


 これから住宅ローンを利用してご自宅のご購入を検討されているお客様につきましては、金利動向を注視いただきご判断いただければと思います。


●大手4行の住宅ローンの標準金利は前月比で以下の傾向が見られました。


    変動:変動なし

  3年固定:基準金利は、概ね0.100%から0.170%の上昇

       (ただし優遇金利も同じ上昇幅のため、優遇金利を差し引いた実質金利は概ね変動なし。三井住友銀行は優遇金利の情報なし。)

  5年固定:基準金利は、概ね0.150%から0.200%の上昇

       (ただし優遇金利も同じ上昇幅のため、優遇金利を差し引いた実質金利は概ね変動なし。三菱UFJ銀行、三井住友銀行は優遇金利の情報なし。)

 10年固定:基準金利は、概ね0.150%から0.210%の上昇

       (ただし優遇金利も同じ上昇幅のため、優遇金利を差し引いた実質金利は概ね変動なし。三井住友銀行は優遇金利の情報なし。)


以上から2025年3月については、標準金利から優遇金利を差し引いた実質金利は、ほとんど変化がなさそうです。


●大手3行(みずほ銀行、三井住友銀行、りそな銀行)のインターネット型住宅ローンの下限金利は、前月比で以下の傾向がみられました。


    変動:変動なし

  3年固定:みずほ銀行は0.100%の上昇、三井住友銀行は0.200%の上昇。

       りそな銀行は情報なし。

  5年固定:みずほ銀行は0.150%の上昇、三井住友銀行は0.200%の下落。

       りそな銀行は情報なし。

 10年固定:みずほ銀行は0.150%の上昇、三井住友銀行は0.150%の下落。

       りそな銀行は0.21%の上昇。


※三菱UFJ銀行については情報なし。


●主要ネット銀行(PayPay銀行、ソニー銀行、楽天銀行、住信SBIネット銀行、auじぶん銀行、イオン銀行、SBI新生銀行)の住宅ローンの下限金利は、銀行によってばらつきがありますが、前月比で全体的に上昇傾向がみられました。


    変動:楽天銀行は0.159%の上昇、イオン銀行は0.250%の上昇、他行は変動なし。

       (最低金利はauじぶん銀行の0.344%、最高金利は楽天銀行の0.995%)

  3年固定:0.080%~0.290%の範囲で全銀行で上昇。

       (最低金利はイオン銀行の0.995%、最高金利はイオン銀行の1.190%)

  5年固定:0.090%~0.300%の範囲で全銀行で上昇。

       (最低金利はイオン銀行の1.280%、最高金利は、ソニー銀行の1.971%)

 10年固定:0.090%~0.280%の範囲で全銀行で上昇。

       (最低金利はSBI新生銀行の1.530%、最高金利はソニー銀行の2.163%)


●フラット35の金利については、以下となっています。


 〇買取型(融資率に関わらず)

  返済期間に関わらず0.050%の上昇

   <最頻金利>

     融資率9割以下・返済期間21年以上 1.940%

     融資率9割以下・返済期間20年以下 1.550%

     融資率9割超 ・返済期間21年以上 2.050%

     融資率9割超 ・返済期間20年以下 1.660%


 〇保障型(融資率により異なる)

  返済期間に関わらず融資率により異なるが0.010%~0.050%の上昇


   <金利>

     融資率5割以下    1.720%~1.780%

     融資率6割以下    1.740%~1.790%  

     融資率7割以下    1.750%~1.890%

     融資率8割以下    1.770%~1.940%

     融資率8割超9割以下 1.780%~1.980%

     融資率9割超     1.990%~2.090%


 住宅のご購入を検討されているお客様につきましては、今後の金利の動向をしっかりウォッチした上で、金利タイプや借入条件の選択をお願いします。

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