一般財団法人住宅金融普及協会の調べによりますと、12月の住宅ローン金利動向は以下になります。米国の金利が下がっている状況もあるのかもしれませんが、ここにきて各行の金利が若干ですが下がってきているように見えます。ただ優遇金利も下落しており実質金利は大きく変わっていないようです。
これから住宅ローンを利用してご自宅のご購入を検討されているお客様につきましては、若干ですが嬉しい情報ですね。
●大手4行の住宅ローンの標準金利は前月比で以下の傾向が見られました。
変動:変更なし
3年固定:三菱UFJを除き、0.05%~0.06%の下落
(ただし優遇金利を差し引いた実質金利は4行とも変更なし)
5年固定:三菱UFJを除き、0.05%~0.08%の下落
(ただし優遇金利を差し引いた実質金利は4行とも変更なし)
10年固定:三菱UFJを除き、0.15%~0.16%の下落
(ただし優遇金利を差し引いた実質金利は4行とも変更なし)
ただ、優遇金利も標準金利の上昇に合わせて上昇が見受けられますので、実質金利はさほど変化がなさそうです。
●三菱UFJを除く大手3行のインターネット型住宅ローンの下限金利は、前月比で以下の傾向がみられました。
変動:大きな上昇なし
3年固定:0.05%程度の下落
5年固定:0.05%程度の下落
10年固定:0.10%~0.15%程度の下落
●主要ネット銀行の住宅ローンの下限金利は、銀行によってばらつきがありますが、おおよそ以下の傾向がみられました。
変動:大きな上昇なし
(最低金利はSBI新生銀行の0.290%)
3年固定:0.05%の上昇から0.04%の下落まで様々
(最低金利は住信SBIネット銀行の0.758%)
5年固定:0.04%の上昇から0.06%の下落まで様々
(最低金利はSBI新生銀行の0.850%)
10年固定:0.05%の上昇から0.13%の下落まで様々
(最低金利は住信SBIネット銀行の1.100%)
SBI新生銀行は、変動金利から10年固定まで全行で最低ラインになっているようです。
●フラット35の金利については、0.05%程度の下落となっています。
住宅のご購入を検討されているお客様につきましては、今後の金利の動向をしっかりウォッチした上で、金利タイプを選択してゆく必要がありそうです。
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