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9月の住宅ローン金利の傾向について

  • 合同会社ヴァンノライフ
  • 2024年9月13日
  • 読了時間: 3分

更新日:5月31日

一般財団法人住宅金融普及協会の調べによりますと、9月の住宅ローン金利動向は以下になります。


 主要銀行の概況としては、固定3年、5年、10年の基準金利は、各行によってまちまちではありますが、優遇金利も金利に合わせて変更になっているため、実質金利は概ね大きな変更はない状況です。変動金利についても、概ね大きな変更はない状況です。


 これから住宅ローンを利用してご自宅のご購入を検討されているお客様につきましては、金利動向を注視いただきご判断いただければと思います。


●大手4行の住宅ローンの標準金利は前月比で以下の傾向が見られました。


    変動:変動なし

  3年固定:概ね0.030%から0.090%の下落

       (ただし優遇金利も同じ上昇幅のため、優遇金利を差し引いた実質金利は概ね変動なし。三井住友銀行は優遇金利の情報なし。)

  5年固定:概ね0.050%から0.140%の下落

       (ただし優遇金利も同じ上昇幅のため、優遇金利を差し引いた実質金利は概ね変動なし。三菱UFJ銀行、三井住友銀行は優遇金利の情報なし。)

 10年固定:概ね0.010%から0.220%の下落

       (ただし優遇金利も同じ上昇幅のため、優遇金利を差し引いた実質金利は概ね変動なし。三井住友銀行は優遇金利の情報なし。)


以上から9月については、標準金利から優遇金利を差し引いた実質金利は、ほとんど変化がなさそうです。


●大手2行(みずほ銀行、三井住友銀行)のインターネット型住宅ローンの下限金利は、前月比で以下の傾向がみられました。


    変動:変動なし

  3年固定:両行とも0.050%の下落。

  5年固定:みずほ銀行は0.050%の下落、三井住友銀行は0.100%の下落。

 10年固定:両行とも0.100%の下落。


※三菱UFJ銀行、りそな銀行については情報なし。


●主要ネット銀行(PayPay銀行、ソニー銀行、住信SBIネット銀行、auじぶん銀行、SBI新生銀行)の住宅ローンの下限金利は、銀行によってばらつきがありますが、おおよそ変更なしから下落の傾向がみられました。


    変動:PayPay銀行は0.045%の下落、他行は変動なし。

       (最低金利はPayPay銀行の0.270%)

  3年固定:住信SBIネット銀行が0.050%の最大の下落、ソニー銀行が0.024%の下落、PayPay銀行とauじぶん銀行が0.010%の下落、SBI新生銀行は変更なし。

       (最低金利はSBI新生銀行の0.650%)

  5年固定:住信SBIネット銀行が0.080%の最大の下落、ソニー銀行が0.062%の下落、PayPay銀行が0.050%の下落、auじぶん銀行が0.030%の下落、SBI新生銀行は変更なし。

       (最低金利はSBI新生銀行の0.700%)

 10年固定:ソニー銀行がが0.160%の最大の下落、次いでPayPay銀行が0.120%の下落、auじぶん銀行が0.100%の下落、住信SBIネット銀行が0.090%の下落、SBI新生銀行は変更なし。

       (最低金利はSBI新生銀行の0.950%)


●フラット35の金利については、以下となっています。


 〇買取型(融資率に関わらず)

  返済期間に関わらず0.030%の下落


 〇保障型(融資率により異なる)

  返済期間に関わらず融資率により0.030%の下落


 7月の日銀金融政策決定会合後の金利上昇の発表以降、大手各行が9月もしくは10月に短プラ0.15%の引き上げを発表しています。これに伴い8月時点では金利変動が下落になっているケースが散見されますが、9月、10月以降は金利が上昇することが予想されます。


 住宅のご購入を検討されているお客様につきましては、今後の金利の動向をしっかりウォッチした上で、金利タイプや借入条件の選択をお願いします。

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