(株)東京カンテイは20日、2024年5月の三大都市圏中古(既存)マンション70平方メートル換算価格の推移を発表しました。
首都圏の70平方メートル換算価格は4,627万円(前月比0.5%上昇)となり3ヵ月ぶりに上昇したとのことです。
都県別では
東京都6,482万円(同1.7%上昇)
神奈川県3,600万円(同0.1%下落)
埼玉県2,876万円(同0.1%上昇)
千葉県2,715万円(同0.7%上昇)
です。
東京都は年初来高値となり、前年同月との比較でも上昇するなど強含んだことで全体を押し上げました。一方、小幅な動きにとどまった神奈川県、埼玉県、千葉県は前年同月比では下落しています。
近畿圏は2,842万円(同0.1%下落)と、わずかな下落となりました。
大阪府は3,077万円(同1.1%上昇)
兵庫県は2,448万円(同1.2%下落)
大阪府は上昇が続きましたが、兵庫県は年初来の最低値となりました。
中部圏は2,245万円(同1.3%上昇)。愛知県は2,376万円(同1.2%上昇)と3ヵ月ぶりに上昇しました。
各圏域中心部は堅調。東京都心6区は1億1,924万円(同2.9%上昇)、大阪市中心6区は5,753万円(同3.7%上昇)、名古屋市中心3区は3,713万円(同2.6%上昇)となりました。
前年同月との比較では、東京都心6区が16.3%上昇で16ヵ月連続上昇、大阪市中心6区は8.3%上昇で5ヵ月連続上昇と大きく上昇しているのに対して、名古屋市中心3区は0.2%上昇と横ばいで推移しました。
まだまだ上昇傾向の中古マンション、新築マンションの価格高騰が中古マンションの価格も押し上げる結果となっています。物価上昇等に伴う建築費、円安による等の理由による資材の高騰が続く限り、今後も既存マンションの価格は高止りしそうです。
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