首都圏新築戸建ての平均価格が上昇中
- 合同会社ヴァンノライフ
- 6月26日
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不動産情報サービスのアットホーム(株)は25日、同社ネットワークにおける2025年5月の首都圏新築戸建ておよび中古(既存)マンションの登録価格データを公表しました。
同社の不動産情報ネットワークで消費者向けに登録・公開された物件の1戸当たりの売り希望価格を、東京都(23区/都下)、神奈川県(横浜市・川崎市/他)、埼玉県(さいたま市/他)、千葉県(西部/他)の8エリアで集計して、アットホームラボ(株)が分析しました。
新築戸建ての平均価格は4,792万円(前月比0.4%上昇)と、4ヵ月連続で上昇する結果となりました。
エリア別の平均価格は、以下のとおりです。
東京23区 7,549万円(同1.4%下落)
東京都下 4,945万円(同0.5%上昇)
横浜市・川崎市 5,395万円(同0.8%上昇)
神奈川県他 4,297万円(同0.1%上昇)
さいたま市 4,420万円(同0.2%上昇)
埼玉県他 3,778万円(同0.9%上昇)
千葉県西部 4,426万円(同0.2%上昇)
千葉県他 3,441万円(同0.8%上昇)
前年同月比では、2ヵ月連続して8エリアすべてで上回りました。また、東京都下、神奈川県(横浜市・川崎市/他)、埼玉県他、千葉県(西部/他)の6エリアで17年1月以降最高額を更新しました。
既存マンションの平均価格は4,544万円(前月比2.1%上昇)と、10ヵ月連続で上昇しました。
エリア別の平均価格は、以下のとおりです
東京23区 6,865万円(同2.6%上昇)
東京都下 3,292万円(同0.3%上昇)
横浜市・川崎市 3,618万円(同0.6%上昇)
神奈川県他 2,732万円(同1.0%上昇)
さいたま市 3,384万円(同2.6%上昇)
埼玉県他 2,518万円(同1.0%上昇)
千葉県西部 2,853万円(同0.1%下落)
千葉県他 2,059万円(同2.2%上昇)。
23年8月以来21ヵ月ぶりに、8エリアすべてで前年同月を上回りました。また、東京都(23区/都下)、神奈川県(横浜市・川崎市/他)の4エリアは17年1月以降最高額を更新しました。特に東京23区の前年同月比は調査開始以来最高の+30.6%となりました。
ここからは私見になります。
物価上昇に伴い、建物の各部材の高騰、人件費の高騰などを受け、新築物件がますます手の届きにくくなりました。これにより既存住宅の需要が増え、結果既存住宅も上昇傾向が続いています。
一方で賃貸住宅の賃料も上昇傾向にあり、購入予定を見送り賃貸に住み続ける方針に舵を切った方も多いかと思いますが、賃料上昇傾向の影響を受け、賃貸だから安心という考え方も難しくなっているように思います。
今一度、今後の住まいについて考えてみてはいかがでしょうか?
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