不動産経済研究所が22日発表した2024年上半期(1~6月)の首都圏(1都3県)の新築マンション1戸当たりの平均価格は、前年同期比13.5%低い7677万円でした。下落は3年ぶりとのことで、前年同期に1億円の大台を初めて超えた東京23区が、16.3%低い1億855万円と大きく下落したことが影響したとのことです。
首都圏の発売戸数は13.7%減の9066戸。地域別では、東京23区が32.3%減の3319戸、23区を除く東京は5.2%増の877戸、神奈川が10.6%増の2162戸、埼玉が31.2%減の891戸、千葉が19.8%増の1817戸でした。
ここからは私見になります。
新築マンションの価格下落とありますが、これは東京23区内で分譲された超富裕層向けの1戸1億円を余裕で超える規模の高額マンションの在庫が減ったことによるものと思われます。
こちらの記事によると「東京23区が、16.3%低い1億855万円と大きく下落」とありますが、あくまで平均値です。東京23区の新築マンション価格を中央値に直すと8000万円前後との情報もあります。超富裕層を除く一般の方が購入されるマンションについては、現時点で上昇傾向にあると思われます。
マンションのご購入を検討されている方につきましては、平均値ではなく中央値の上下をみながらご判断いただければと思います。
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