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首都圏の新築戸建て価格が5ヵ月ぶりに下落

合同会社ヴァンノライフ

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は30日、同社ネットワークにおける2024年7月の首都圏新築戸建ておよび中古(既存)マンションの登録価格データを公表しました。同社の不動産情報サイトで消費者向けに登録・公開された物件の1戸当たりの売り希望価格を、東京都(23区および都下)、神奈川県(横浜市・川崎市/他)、埼玉県(さいたま市/他)、千葉県(西部/他)の8エリアで集計しました。


 新築戸建ての平均価格は4,544万円(前月比0.2%下落)と、5ヵ月ぶりに下落しました。

エリア別では、東京23区6,915万円(同0.3%上昇)、東京都下4,758万円(同0.1下落)、横浜市・川崎市5,217万円(同0.4%下落)、神奈川県他4,054万円(同0.1%下落)、さいたま市4,377万円(同1.0%上昇)、埼玉県他3,657万円(同0.1%上昇)、千葉県西部4,214万円(同0.2%上昇)、千葉県他3,157万円(同1.0%下落)となりました。


 エリア別では、さいたま市が前月比1.0%上昇、千葉県他が同1.0%下落とやや大きな動きとなりましたが、8エリア全体では23年以降小幅に推移しています。一方、東京23区の平均価格は2ヵ月連続の上昇で、17年1月の調査開始以来2番目に高い価格となりました。


 中古(既存)マンションの平均価格は3,873万円(同0.6%下落)と、3ヵ月ぶりに下落しました。

エリア別では、東京23区5,329万円(同変動なし)、東京都下3,229万円(同1.0%上昇)、横浜市・川崎市3,388万円(同0.7%下落)、神奈川県他2,610万円(同1.2%下落)、さいたま市3,272万円(同0.6%下落)、埼玉県他2,466万円(同0.2%下落)、千葉県西部2,783万円(同1.1%下落)、千葉県他2,053万円(同0.5%下落)となりました。


 エリア別では、前月比上昇したのは東京都下のみです。神奈川県他と千葉県西部では1%を超える下落幅となりました。埼玉県他の下落は7ヵ月連続と最も長くなっています。なお、東京23区の平均価格は前月比変動なし(同1万円下落)で、14ヵ月ぶりに上昇が止まりました。



 首都圏全体で見た場合の物件価格は下落傾向にあるようですが、東京(23区・都下)エリア、弊社周辺のエリアは、相変わらず上昇、もしくは高値止まりとなっているようです。

一方で日銀は今後も利上げを示唆していますので、今後も住宅ローン金利は上昇しそうな気配があります。


 住宅を購入するか?、一生賃貸に住み続けるか? の選択で迷われるお客様がますます増えそうですね。将来における両方の試算を行い、その他のメリデメも比較して、お客様が納得できる結論を導いていただき、ご決断いただきたいと思います。

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