首都圏の新築戸建て価格、再び上昇
- 合同会社ヴァンノライフ
- 3月28日
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不動産情報サービスのアットホーム株式会社は2025年3月27日、同社ネットワークにおける2025年2月の首都圏新築戸建ておよび中古(既存)マンションの登録価格データを公表しました。
同社の不動産情報サイトで消費者向けに登録・公開された物件の1戸当たりの売り希望価格を、東京都(23区および都下)、神奈川県(横浜市・川崎市/他)、埼玉県(さいたま市/他)、千葉県(西部/他)の8エリアで集計しました。
新築戸建ての平均価格は4,657万円(前月比0.8%上昇)と、2ヵ月ぶりに上昇しました。
エリア別では、
東京23区7,409万円(同1.3%上昇)
東京都下4,825万円(同0.2%上昇)
横浜市・川崎市5,290万円(同0.1%下落)
神奈川県他4,189万円(同0.7%上昇)
さいたま市4,279万円(同0.1%上昇)
埼玉県他3,674万円(同0.1%下落)
千葉県西部4,283万円(同1.0%上昇)
千葉県他3,291万円(同1.9%上昇)
となりました。
さいたま市が17ヵ月連続で前年同月を下回ったものの、東京23区と千葉県の3エリアが1.0%以上の上昇率となり、全体的には上昇が目立つ結果となりました。そして東京23区、神奈川県他、千葉県(西部/他)は、17年1月以降の最高額を更新しました。
一方、中古(既存)マンションですが、平均価格は4,281万円(同1.4%上昇)と7ヵ月連続で上昇しました。
エリア別では、
東京23区6,290万円(同2.0%上昇)
東京都下3,289万円(同0.2%上昇)
横浜市・川崎市3,516万円(同0.2%上昇)
神奈川県他2,723万円(同1.3%上昇)
さいたま市3,351万円(同2.9%上昇)
埼玉県他2,474万円(同0.8%上昇)
千葉県西部2,806万円(同0.3%上昇)
千葉県他2,061万円(同0.4%下落)
となりました。
7エリアが上昇し、うち3エリアが1.0%超の上昇率となりましたが、上昇率が最も高いさいたま市も前年同月には届かず、埼玉県他、千葉県(西部/他)と共に前年同月割れが続いています。
しかし、東京都(23区/都下)、神奈川県他の3エリアでは17年1月以降の最高額を更新しました。中でも、東京23区は24年8月以降、7ヵ月連続で最高額を更新しています。
ここからは私見になります。
新築マンションは、かなりの高額となっている市況の中で、新築戸建て、中古マンションに目線が行くのは当たり前のことかと思います。
このような方が多いため、需要が高まり価格上昇が止まらない状況になっているようです。
では、待てば価格は下がるのか? と言えば、賃金は上昇傾向にありますが、賃金上昇に追いつかないレベルの物価高騰などもあり、新築戸建、中古マンション、中古戸建の需要の高まりを受けて、直近で価格が下がる可能性は低いと思われます。
なかなか厳しい状況ではありますが、長期的な目線で考えていただき、ご自宅購入計画を立てていただければ思います。
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