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首都圏の戸建て価格の傾向について

合同会社ヴァンノライフ

(株)東京カンテイは6日、2024年5月の主要都市圏別・主要都市別新築木造一戸建て住宅の平均価格動向を発表しました。

対象は、最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内もしくはバス20分以内、木造で土地・建物共に所有権の物件が対象。

結果は「敷地面積50平方メートル以上100平方メートル未満」、「敷地面積100平方メートル以上300平方メートル以下」で異なる結果となっています。


・敷地面積50平方メートル以上100平方メートル未満の小規模戸建て住宅は、首都圏の平均価格は5,341万円(前月比0.9%上昇)と4ヵ月連続で上昇しています。


都県別では、東京都が6,395万円(同1.1%上昇)と反転上昇。東京23区、都下は共に上昇に転じています。

神奈川県は4,974万円(同2.9%上昇)と2ヵ月連続で上昇。主要都市の横浜市の価格上昇が牽引する形で、14年4月の集計開始以降の最高価格を記録しました。

一方千葉県は4,334万円(同1.7%下落)と過去3ヵ月連続の上昇から一転下落しました。

埼玉県も4,319万円(同0.8%下落)と下落に転じています。



・敷地面積100平方メートル以上300平方メートル以下の新築木造戸建住宅ては、首都圏の平均価格は4,499万円(前月比0.9%下落)と反転下落しました。


都県別では、東京都が5,345万円(同1.0%下落)と、2ヵ月連続の下落です。

一方神奈川県は4,904万円(同1.0%上昇)と3ヵ月連続で上昇した。

千葉県は3,775万円(同2.2%上昇)と連続で上昇、埼玉県も3,802万円(同0.3%上昇)と連続で上昇しました。

前月に引き続き、最も価格水準の高い東京都のみが下落したことから、他の3県は上昇したものの、首都圏全体では下落に転じました。




一見すると矛盾しているようなデータのように見えます。

しかし考えてみると「小規模=土地が無いエリア」、すなわち立地がかなり良いエリア、「小規模にならないエリア=土地が入手しやすいエリア」、立地は良いけどそこまでではないエリア(駅は近いが各停しか止まらないなど)と考えることができそうです。



そしてお客様がご希望されるエリアは、もちろん利便性の良い土地の入手しにくいエリアです。

このデータから、ご希望が多い物件はマンション同様値上がり傾向にあるようにも見えます。

一方でご希望の条件を少し緩和することができれば、比較的安価で物件を入手できる可能性があります。


お客様の物件検討の参考にされてみてはいかがでしょうか?。

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