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賃貸マンション家賃が7エリアが全面積帯で前年同月上回りました

  • 合同会社ヴァンノライフ
  • 3月28日
  • 読了時間: 2分

 不動産情報サービスのアットホーム株式会社は2025年3月26日、不動産情報ネットワークにおける「全国主要都市の『賃貸マンション・アパート』募集家賃動向」(2025年2月)を発表しました。


 入居者が1ヵ月に支払う「賃料+管理費・共益費等」を「家賃」と定義して集計しました。首都圏(東京23区、東京都下、神奈川県、埼玉県、千葉県)、札幌市、仙台市、名古屋市、京都市、大阪市、神戸市、広島市、福岡市の全13エリアを調査しています。


 賃貸マンションの面積帯別の平均募集家賃前年同月比上昇率トップは、


  「30平方メートル以下(シングル向き)」が東京23区(前年同月比7.0%上昇、平均家賃9万8,346円)

  「30~50平方メートル(カップル向き)」も東京23区(同10.6%上昇、同16万1,906円)

  「50~70平方メートル(ファミリー向き)」が福岡市(同10.7%上昇、同12万808円)

  「70平方メートル超(大型ファミリー向き)」は大阪市(同11.4%上昇、同27万167円)


となりました。


 東京都下・神奈川県・埼玉県・千葉県・札幌市・大阪市・福岡市の7エリアが全面積帯で前年同月を上回る結果となりました。


 カップル向きは広島市を除く12エリアで前年同月を上回り、中でも首都圏5エリア(東京23区・東京都下・神奈川県・埼玉県・千葉県)と札幌市・名古屋市・京都市・大阪市・福岡市の計10エリアで15年1月以降の最高値を更新しました。そして東京23区の最高値更新は27ヵ月連続となりました。


 賃貸アパートは、


  「30平方メートル以下(シングル向き)」が京都市(同7.7%上昇、同5万3,177円)

  「30~50平方メートル(カップル向き)」が東京23区(同7.3%上昇、同11万2,397円)

  「50~70平方メートル以下(ファミリー向き)」が京都市(同15.8%上昇、同11万4,561円)


となりました。


 ファミリー向きは、仙台市を除く12エリアで前年同月を上回りました。中でも東京23区・東京都下・千葉県・名古屋市・京都市・神戸市・福岡市の7エリアは、15年1月以降の最高値を更新しました。



 ここからは私見です。


 物価高の上昇は、賃料にも影響しているようです。特に賃貸マンションはシングル向けで7%、カップル向けを含むファミリー向けが10%強の上昇と非常に高い上昇率となっています。

アパートついても、7%以上の上昇、ファミリー向けに至っては15.8%の上昇と凄まじい上昇率です。


 春闘の時期ということで賃金上昇のニュースが頻繁に流れていますが、これ以上に賃料含む物価の上昇となっており、実質的な賃金はまだまだ追いついていないようです。


 賃貸のお住まいをお探しの方におかれましては、お探しになる際の条件緩和(妥協)が更に必要になるのかもしれませんね。

 
 
 

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