東京都は3月6日、2025年1月の新設住宅着工統計を発表しました。
同月の新設住宅着工戸数は1万1,275戸(前年同月比0.9%減)と3ヵ月連続で減少したとのことです。
利用関係別の状況は以下のとおりです。
持家は823戸(同21.5%減)で2ヵ月連続の減少。
貸家は5,572戸(同2.9%増)と4ヵ月ぶりに増加。
分譲住宅は4,840戸(同1.2%減)で3ヵ月連続の減少。
うちマンションは3,577戸(同8.8%増)と5ヵ月連続の増加。
一戸建ては1,202戸(同23.3%減)で、3ヵ月連続の減少だった。
地域別では、都心3区(※1)は938戸(同36.7%減)と4ヵ月ぶり、都心10区(※2)は2,682戸(同14.6%減)と3ヵ月ぶりに減少しました。
区部全体では9,584戸(同7.1%増)と2ヵ月ぶりに増加。
市部は1,675戸(同30.2%減)で3ヵ月連続での減少。
※1 都心3区:千代田区、中央区、港区
※2 都心10区:千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、台東区、墨田区、江東区、渋谷区、豊島区
ここからは私見になります。
持家が減少、貸家が増加の傾向とありますが、これは金利上昇、及び物価上昇に伴い、持家を考えていた方が貸家にシフトしている状況からと考えられます。
一方でご高齢の方等は、行政が居住者支援対策に乗り出していますが、まだまだ新たに賃貸住宅を契約することが難しい傾向にあると思います。
このような状況が今後改善されることを期待しますが、先々のリスク等を踏まえた上で今後の住居についてお考えいただければと思います。
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